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長縄 弘親
no journal, ,
ポリイオン粘土法は、除染や再汚染防止を目的として行う表層土壌処理法で、ポリイオン複合体(高粘着性のゲル状物質)が表層土壌を粘着・固化し、粉塵や表層泥水の発生を抑制するとともに、粘土のCsを吸着・固定化する性質を利用して放射性Csの移行・拡散を防ぐ。本発表では、ポリイオン粘土法の原理・概要を紹介するとともに、福島環境回復への適用、土壌廃棄物減容や道路洗浄技術への応用についても述べる。
関根 由莉奈; 遠藤 仁*; 岩瀬 裕希*; 深澤 裕; 向井 貞篤*; 秋吉 一成*
no journal, ,
多糖であるプルランやデキストリンに疎水基を導入した疎水化多糖は、自己組織的に水中で約20-30nmの物理架橋ナノゲルを形成する。このナノゲルは疎水性分子であるタンパク質等の生体分子を内包し、更に徐放制御し得ることから、有用な新規医療材料としての展開が期待されている。ナノゲルの構造として複数の疎水性基が疎水性相互作用により架橋点を形成し、微細なネットワーク構造を取るというモデルが予想されているが、現在のところ詳細な内部構造はほとんど明らかとなっていない。内部の構造がナノゲルの機能性に大きく関与することから詳細な構造を明らかとすることは重要である。本研究では、J-PARC大観及びオークリッジ国立研究所のCG2-SANSの装置を利用し、コントラスト変調中性子小角散乱法によりコレステロール置換プルランナノゲル(CHPナノゲル)内部の微細構造を評価した。散乱プロファイルを解析することにより、ナノゲル内部では4個程の疎水性基が会合し一様に架橋点が分布することを明らかとした。このような構造を取る微粒子は今までほぼ報告されておらず、微粒子材料の更なる高機能化に繋がる重要な知見を得た。